「ゴッドファーザー」 腹にズンと来ますね

 昨日、2時から時間があいて、夕方まで3時間たっぷりあります。少し昼寝もして途中眠気に襲われるおそれもなさそうですからDVDの「ゴッドファーザー」を見る事にしました。1972年の作品ですから42年前のものになるんですねぇ。

 主演はマーロン・ブランド、マフィアのドン。あの癖のある横顔、両脇の髪の毛は若い頃と同じ特徴のあるウェーブ(当たり前ですけれど)。もう一人の主人公は息子役のアル・パチーノ、1940年生まれですから当時32歳、次第に凄みを増していく演技がみものでした。

 マフィアの抗争、殺るか殺られるか、次から次へ人が死んで些か食傷気味になりますけれど、そういう抗争を経て組織が生き残っていく様子を描くのが主題ですから付き合わざるを得ません。フィクションとはいえ実際に有り得る事で腹にズンと応えてきます。

 これも人間社会の一面、コルレオーネ一家の家長たるマーロンブランドは、政治家や実業家を手懐け、更にはドラマの中で買収された警察がギャングの手引きをしています。古今東西を問わずこういう事は現在進行形であります。

 (コルレオーネという名はシシリー島にある村の名前だと映画の中に出てきて山の中にありました。多分、コルとレオーネだと分解して、コルを検索したら丘とか鞍部とあって、レオーネはライオンですから、ライオンの丘、勇者の丘という暗喩も含んでいますね。)

 だからトンでもないエピソードが続くけれど絵空事には見えません。映画はマーロンブランド演じるドンが亡くなり、三男だったアル・パチーノのマイケルが跡目を継ぐところで終わっていますが、組織が続いていく要件は、判断力、決断力のあるリーダーが不可欠だと言っているのでしょう。

 見ていてウクライナを巡る現在の世界情勢を思い浮かべてしまいました。ウクライナの混沌は単にウクライナとロシアのせめぎ合いだけではなく、EU、米国、多分中国も含めた国家間抗争でもあり、さらに利益を求めるグローバル資本の思惑が絡んできます。

 エネルギー問題でもあり軍事上の地政学問題でもあり、経済問題、民族問題、宗教も絡みます。正邪は簡単には決めつけられません。この乱麻を解くカギは決断できる政治家に掛かっています。交渉に臨んで胆力のあるなしが試されます。

 一家の長男役を演じたジェームス・カーン、腕力に不足はないけれど沈着な思慮に欠け相手の罠にはまり蜂の巣にされてしまいます。次男は度胸に欠けファミリーから外され、堅気で生きていくつもりだった三男が周りからも認められてマフィアに身を投じます。

 暗黒街を肯定するつもりはないけれど、残念ながらこうした現実は確かにあって、世の中綺麗事だけでは済まないと言う事実を再認識させられる共に、世界における抗争もみな同じではないかと、国、民族間の争いもそれぞれ生存をかけ必死で殴り合っているという事を思い知らされます。

 平和は望ましいけれど、殴りかかられた時に、反撃出来る腕力は必要だし、手を出したらやられると思わせる武を示すのは、戦闘を未然に防ぐ強力な抑止力です。昨日も参議院で集団的自衛権の質疑がありましたが、自らの手を縛る武(愚)に世界はほくそ笑んでいる事でしょう。

 ゴッドファーザーの世界は、紛争の絶えない世界、中国(チベット、ウイグル、南、東シナ海)、中東(シリア、イラン)、アフリカ、その他の紛争そのもので、昔話でもフィクションと片づける話でもありません。安倍さんはその辺が判っているから外交に精力的で防衛力整備に熱心なんだと思います。

 愚かな将をいただけば、万骨枯れて国、国民は蹂躙されます。この一年間の安倍政権の活動を見るにつけ、一部不満もあるけれどよくやっているなぁと感謝、世界の現実に即した当たり前の国防意識を持つ国への転換は急務です。回りはならず者国家ばかりですしね。


 
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 雨。道すがら水たまりの波紋を撮りました。これが結構難しく思うように撮れません。人間の眼は落ちた雨粒の最初から広がって消えるまでを見つめて波紋全体を理解しますが、カメラの眼は一瞬だけを切り取りますから見た時のイメージ通りには写ってくれませんね。何枚も撮って一番それらしい一枚。

 

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