「KANO 1931 海の向こうの甲子園」

 一昨日夜、BSNHKで「フィールド・オブ・ドリームス」が9時から放映されていました。少し見始めたら引き込まれて最後まで見てしまいました。これはファンタジー、有り得ない設定ではありますが、気持ちよくその夢世界に入り込んで楽しめました。

 日本で最初に公開されたのは1990年、当時週刊文春の映画評ページでおスギがえらく褒めているのを読み気にはなっていたのですが未見。野球というアメリカの国民的スポーツを題材にすればこうした映画が作られるというのは十分納得出来ます。

 野球の歴史を、みんながそれぞれ持っている思い出、を凝縮して出来上がったアメリカ産シネマです。これを楽しめるのは、日本人も野球というスポーツを育ててきたという歴史があるからで、アメリカ人がこのスポーツに持つ郷愁を我が事のように理解できます。

 我が国にもある野球の歴史、明治初期に伝わり早慶戦が明治36年に始まって、高校野球も大正4年から開催されています。これはアメリカでルールがまとまって盛んになった頃からそんなに遠い時期ではありません。

 今はサッカーがあったりしますから野球一辺倒ではないけれど、我々が子供の頃、野球は老若問わず身近にあって慣れ親しんだスポーツでした。プロ野球は憧れで、多くのスター選手を輩出し、贔屓チームの活躍は日々の活力、生活の折々に野球が入り込んでいたものです。

 アメリカは発祥の地であり先輩風吹かせてもらって何ら異存はありませんが、アメリカにもないのが高校野球、日本における野球隆盛の一大基盤でありプロ野球選手の育成供給ベース、プロ野球にはない感動を春夏の毎シーズン日本中に与えてくれます。

 そういえば台湾製作の「KANO 1931海の向こうの甲子園」という映画が1月24日に全国公開されるというニュースがありました。「フィールド・オブ・ドリームズ」を見て少々良い気分になっていたものですから、もう一本感興に浸ってみるのも悪くないと出掛ける事にしました。

 ところが調べてみると、意外に公開劇場が少ない。近辺では小牧の映画館のみの上映。あとは名古屋市内、少し足を延ばして、と言っても精々20キロ位の事、午後2時からの上映を見て来ました。火曜日の午後、観客は少なく4人しかいません。

 上映時間3時間、さすがに冗長、映画の出来は「フィールド・オブ・ドリームス」の手練れに比べ生硬、台湾人俳優の素人加減もあって途中退屈にさえなってきました。監督の差かな。ただ台湾の当時、1930年頃、の描写は現地の人達の気持ちをくすぐった事でしょう。

 いわゆる古き良き時代が活写されていました。多数の観客を動員したというのも頷けます。しかしその事はそれを良く思わない人たち、国もあることを思い出させます。まして台湾農業発展の礎を築いた八田技師と烏山頭ダムや灌漑用水建設のエピソードを入れていたとなれば尚更です。

 まず台湾という呼称が頻出する事に中共が反発するのは十分予想されます。もう一か国、同じ日本であった境遇なれど敵対して悪口ばかり言う国と日本を受け入れて共存していた国と、あからさまな違いは反日プロパガンダには大いに都合が悪い筈です。

 その所為なのかどうかは不明なれど奇妙な事に、10タイトルほどを上映していたシネマコンプレックスで、「バンクーバーの朝日」という映画(製作はフジTV)、「アゲイン 28年目の甲子園」という映画が同時に上映されていました。どちらも野球をテーマにした映画です。

 うがった見方をすれば「KANO」を目立たないようにする思惑が働いているのではないか。NHKスペシャルで台湾の人達は日本を嫌い恨んでいるという捏造ドキュメンタリーを放映して集団提訴された過去の前例があります。

 台湾と日本の真実、日本は善政を敷いていたのだという事が世界中に広まってしまうのが困る人達がいて、裏側で日台離反の工作をしているのではないかと、ついそんな風に思ったりもしてしまいました。もぎり嬢に聞いたら、土、日曜日の入りでは3本中「KANO」が多かったそうです。

 まぁ、そんな疑念がチラッと頭を掠めましたけれど、台湾の農業高校が甲子園に出て活躍したというエピソードは気持ちよく楽しめました。中共、韓国、北朝鮮相手の話では不愉快な事ばかりですから、近隣国でまともな付き合いの出来る国があるという事は単純に嬉しい。

 「フィールド・オブ・ドリーム」でファンタジーを楽しみ、映画の完成度は別として、「KANO」で切磋琢磨のスポーツ譚に心洗われ、しばし良い気分の時を過ごす事が出来ました。まったくねぇ、それだけ反日、売国のマスコミその他に心乱されているという事でもあります。

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 ここ2,3日寒さが弛んで気温10℃ほどでしたが今朝は戻り風が冷たい。
 よく晴れて飛行機雲。この飛行機南へ向けて飛んでいて、写した位置から見ると下方へ向かって居るんですが、墜ちているように見えるかも知れないと転回。しかしどこか不自然な感じ。頭上を過ぎてのけぞって撮ればこんな写真になりますか。


 

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