「壊れた地球儀の直し方」 青山繁晴著

 中日新聞は毎朝一面の左端に「平和の俳句」という読者投稿句を選定し掲載しています。選者は金子兜太といとうせいこう、たまにゲスト選者もいて選びます。2015年元旦から始まっていますからもうすぐ2年になり、投稿数もそれなりに積み重なっています。

 「平和とはおもわずジャンプしちゃうこと」ってのが10/20に載った句、選者いとうせいこうはそのうきうきが平和に根ざすと、以前はやった「愛とは・・・」の言い換え、作者69歳、思いっきり団塊、まぁ、人ぞれぞれですから何考えようと結構ですが、

 これを眺めて思うのは投稿する人に悪意の人はいないだろうと、いたって素直に現状日本が平和であることを疑わず中日新聞の9条維持、憲法改正反対という姿勢の宣伝に乗っかって良い人であり続けています。穿った見方をすれば利用されています。

 本当に今日本は安定して平和な状態なのかどうか、悪意に満ちた中国、韓国、北朝鮮、さらにはロシアという国に囲まれて、ノホホンとジャンプしちゃうなんて言ってる場合ですか。蓮舫の二重国籍なんて喉元に食い付いかれた危機一歩手前でしょう。

 まぁ、中日新聞は他の反日マスコミとつるんで日本が目覚め自立する事を阻止するのがお仕事のようですから、自民は叩いてもまだ二桁いるという国会議員の重国籍問題には手を付けません。ということは民進党がやばい?馬淵民進選対委員長も言及してますね。

 これまでズッと平和だったから今の憲法、システムで良いのだと、現下の危ない状況を伝えなかったり、考えさせないようにするため平和の俳句なんて目眩ましでミスリードする勢力がある一方で、普通に危機感を持ちこのままではいかんだろうと危惧する人達も沢山います。

 青山繁晴もその人達の一人、この人の事はネットで、「ぼやきくっくりブログ」さんを見て知ったのですが、関西のテレビ番組での発言を書き起こし、TV視聴できない人達へ貴重な情報提供をしてくれています。そこで著書の事も知り最近二冊購入。

 「ぼくらの祖国」(760円+税)と「壊れた地球儀の直し方」(920円+税)いずれも扶桑社新書、どちらも新書としては分厚く十分読みでがあります。といって難解ではなくいつものトイレ読書室において読み進めましたが気付かされる事が多々あります。

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 元共同通信の記者、三菱総研を経て独立総合研究所というシンクタンク社長、そして先の参院選から参議院議員。自身の記者体験、ペルーの日本大使館事件やイラク戦争時の現地取材、日本、米国その他の政治家との付き合いを通した提言の書です。

 現場体験をへた事実の積み重ねは説得力があります。各章それぞれ読ませますが、一番印象に残った部分は、「日本人は平和ぼけだと思うがどうしたらそこから脱却できるか」という読者からの問いという仮想に対する返答。

 「実は、日本国民は平和だから呆けたのではない」 「他人任せにしたから呆けたのです」

 私たちは1945年にアメリカを中心とした連合軍に敗れてからずっと、安全保障と防衛をアメリカ任せにしてきた。

 平和呆けという言葉には二つの罪があると考える。一つは自分たちのやって来た事を誤魔化す事。自分の意思で、自分たちの都合で他人任せにしてきたからどんどん呆けていった。

 もう一つは平和呆けという言葉の奥に、平和を受動的なもの、軟弱なものとして考える思想を隠し持っている。

 とんでもない、平和とは積極的に前に出て、自らを犠牲にしても戦い取るものです。

 

 少し前にスェーデンで徴兵制復活を模索というニュースが流れました。


 2年後から徴兵制を再導入。

 2010年に廃止して8年目に復活。

 安定して堅牢で機能的な募集を求めたいと防衛相。

 18歳になった4000人の男女が毎年徴兵を受ける。

 志願入隊者では質、量とも軍が必要とする基準を充足する事が出来なかった。

 NATO加盟国ではないが平和のためのパートナー協定を結んでいる。


  本誌で著者はこのスェーデン、スイスの国防についても触れています。

 平和だから呆けたのであれば例えばスェーデンはどうなるのか。第一次大戦、第二次大戦、ベトナム、湾岸戦争、イラク戦争にもスェーデンは関わっていない。

 ところがスェーデンはしっかりとがちがちに防衛をしている。MUSTという軍事諜報機関も持っている。サーブという戦闘機メーカーもある。スイスはどうか。戦争はしないけれど国民皆兵で毅然と自らを守っている。

 スェーデンにしてもスイスにしてもこういう思想があるからいくら平和が長く続いても呆けたりはしないのだ。


 米国大統領候補のトランプ氏、はっきり言っています。もうアメリカに余裕はないから自分の国は自分で守れ。これはヒラリー氏がなったとしてもアメリカが日本を守ってくれるかどうかは判りません。不確定、いざそうなったときにどうするのか。

 クリントン一家は中国との結びつきが強い、甘い期待をしていると中国のペースで例えば南、東シナ海は押さえられてしまいます。フィリピンという不安定要素も出てきたし。自助努力もしない日本にアメリカ軍は血を流したりはしないでしょう。

 まさに他人任せにして来たツケが今いきなり目の前に突きつけられている訳です。日本が平和憲法、9条を守れと呆けている間に中国は軍拡に精を出し舌なめずりして喜んでいるでしょう。おまけに息の掛かった蓮舫を大臣にしたり党代表にしたり、バカめ!チョロい奴らだと。

 現実を見ろ、観念の平和を持ち上げて自己満足している間によこしまな世界は無防備日本を狙っている。アメリカの傘もいつまで差してくれるか判らない。いい加減に目覚めよ、という警告の書です。没落したとしたらその原因と責は目覚めなかった国民にあります。
 
 
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 雲が出てきました。今日は一日曇り予報。

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