トリュフォー 「アメリカの夜」 ・ 旭日旗の行進

 ホームセンターなどのDVDコーナーやスーパーの安売りDVDセールがあったりすると、こまめに目を通し気になるものは購入しておきます。古い映画で見逃したものや若い頃に見たけれどもう一度見直して見ようと思ったタイトル等。

 昔は2番館、3番館といった映画館が小さな街にもあって、余程の超ヒット映画以外はロードショウが終わるとそのフィルムは場末の映画館に流れていったものです。ですから見逃したとかお金がないから見てないという人は落ちてくるのを待つ。

 当時は2本立て、3本立てが当たり前で、テーマ毎に番組が揃っていたりしておなか一杯の映画鑑賞が出来たものです。最近はそうしたシステムがなくなって、見逃したりすると後を追い掛けて鑑賞するとはいかなくなりました。

 代わりに以前ならVHSテープ、今ならDVDがあって見逃したものはDVD鑑賞で追い掛けられます。ただDVDは結構値段が高い。何回も見られるとは云うものの1回見たらもういいやという作品だってありますから、そんな場合のコストを考えると割高感がある。

 その点千円以下のDVDであれば駄作だと感心しなかったとしても容認出来ます。そんなわけで買い置きしてあるDVDが10枚を超え、このままだと溜るばかりです。そこでここ一週間で3作品ほど見終わった所。

 ジョンウェインの「拳銃無宿」 1946年製作

 ミュージカル 「チキチキバンバン」 1968年製作

 トリュフォー 「アメリカの夜」 1973年製作

 みな未見、このうちのトリュフォー作品の「アメリカの夜」。公開当時派手なヒットではなかったけれどそこそこ評価の高い映画でした。が、未見。宣伝コピーなんか読んで小難しいへりくつ映画なんだと思っていた事もあり見に出掛けるまでにはいきませんでした。

 ただ気にはなっていたので850円だか1000円だかの値札を見て買って置いたもの。題名「アメリカの夜」とはカメラのレンズに赤外線フィルターを付け昼のシーンを夜のシーンに変えてしまう技法の事、要はトリュフォーのアメリカ映画へのオマージュという意味。

 当時フランス映画ヌーベルバーグの旗手でもありましたから、ひねくったヤヤコシイ映画だと決めつけて少し敬遠していたら何の事はない、実に判りやすい映画でした。映画好きが俺はこんなに映画が好きなんだといって撮った作品。

 構える事はなかった。映画作りの現場を映画にしてしまうというアイデア。トリュフォーが監督自身を演じ劇中劇の撮影進行をストーリーに仕立て、俳優、スタッフのゴタゴタ、撮影風景を別のカメラが撮って映画製作の裏側を切り取る。

 映画が好きな人であれば様々な場面での比喩、隠喩、くすぐり、蘊蓄、色々見えてくるでしょう。それを楽しむ映画でもあって、おまけに付いていた解説を見たら、気が付かなかった所も沢山ありました。こういうのはもう一回おさらいで見たくなります。

 それにしてもフランス人というのはセックスが好きですねぇ。というよりセックスを隠さない。セックスする事はいたって当たり前の事で、イヤ人間である以上実に当たり前の事なんですけれど、日本人からすると秘め事という感覚が強いから、このあからさまはこそばいい。

 この映画の中でも実に簡単に男と女は寝ます。そこに何の後ろめたさもない(うん、別に後ろめたい事はありませんよ)。このストレートな性愛の肯定、見てて思いだしたんですが、そんなフランス映画があったと、古い映画パンフレットを探したらあって、

 「さよならの微笑」という映画。1975年の製作、日本公開は1978年。それぞれ夫と妻がある二人が、それぞれの夫、妻の浮気をきっかけに親しくなりやがて愛し合うというストーリー。この中で実に堂々とセックスをする(露骨なシーンはなし)。

 それを子供たちも含めはにかみながらも正面から見つめる。若い頃見た映画ですから当時は日仏の差に感慨さえ覚えたものです。ま、ミッテラン大統領に愛人、隠し子がいて質問されたら「それがなにか」と答えて終りというお国、日本から見ると性に関する意識が飛んでっています。

 その他にもおっと思う所があって、フランス人はオートバイが結構好きですね。撮影スタッフのの乗っているオートバイが時々出て来て、BMW、ドカティ、ホンダCB750Kとか出て来ました。「さよならの微笑」にも出てきたんです。

 スズキのGT750。ホンダのCB750に対抗してスズキが出した旗艦バイク、2スト、水冷3気筒、でかいラジエターを備え、大柄な主人公がこの大きなバイクに跨がって現れます。今は1400とか1800とかのエンジンがあるけれど当時はこれが最高ステージだった。

 主人公は3年ごとに仕事を変えているという設定の自由人でしたから、その象徴としての3気筒、水冷の大型バイクという風にもとれます。もう今2ストロークのエンジンなんて作れないし、タバコも欠かせない小道具だったけれど消えて、懐かしい70年代がこのフィルムに残っています。
 



 フランスつながりで、今朝の中日新聞、西日本豪雨対応のため安倍総理が行けなくなり、代わりに訪仏中の河野外務大臣が日仏安保の連携強化、自衛隊とフランス軍の相互提供協定を結んだという記事と、その隣に仏軍パレードに陸自という記事を写真入りで掲載しています。

 7月14日はフランスの革命記念日、シャンゼリゼ大通りを軍事パレード、そこに自衛隊も参加したというもの。パレードをする写真が結構大きく載っています。このニュースはネットで見ていて、シンガポール軍と並んで行進、両国の国旗が写っています。

 しかしネットの写真では日の丸の後ろに旭日旗も写っていたのに中日の写真ではそれが有りません。何だこれはと目をこらしてみたら、日の丸の後ろに隠れ旭日旗の棒だけが見えます。流石に加工はしていないけれどうまい事隠れた写真を探したものです。

 中日ウェブで同記事を探したら写真入りであり。こちらも成るべく旭日旗が目立たないようにな写真を掲載しています。普通の人は気が付かない。いじましい努力をなさってるんですね。何でこんな事をするのかといえば、韓国に気を遣っているんでしょうね。

  仏軍事パレードに陸自参加 外交160年を記念 (中日新聞)

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 上が中日で下はネットにあった写真。堂々と旭日旗がシャンゼリゼを行進。旭日旗に文句を付けているのは韓国だけ。

 
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 仏革命記念日パレードに自衛隊も参加 日仏交流160年、河野太郎外相も観覧 (産経新聞)

 自衛隊が旭日旗を掲げてシャンゼリゼ通りを軍事パレード (もえるあじあブログさん)
 
 旭日旗を韓国は目の仇にして見つけ出しては軍国主義の象徴、戦犯旗だとやり始めたのは2011年以降の事。サッカー選手のとっさの言い訳が国を挙げての反日ツールの一つになってしまった。まったくの言い掛かりでしかないものに日本の新聞も協賛しているというグロテスク。

 韓国の旭日旗問題 経緯とその問題点がよく判ります (日韓問題(初心者向け)ブログさん

 
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 昨日は部屋の中の気温35℃超。車を運転していて外気温見たら38℃。
 今日も暑い日。
 

 

 

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